出産

☆ 出産 ☆

☆ 初めての出産 ☆

Happiness☆誕生〜子育て

 

『初めての出産』



  初めての出産。それは32歳の時です。
  妊娠中は、これといった問題もなく妊娠初期に妊婦を苦しませる”つわり”も
  ほとんどないし、「お気楽」という言葉がぴったりな妊婦でした。
  ただ、初めての出産なので臨月に入ると、いつ陣痛が始まるのかドキドキの
  毎日を過ごしていました。


  普通に「おしるし」からなら心の準備ができるけど、いきなり「破水」
  しちゃったらどうしよう…とか陣痛の痛みってどんな感じなのかも
  解らないしね(*_*;



  臨月に入ってからの検診では子宮口が2cmですよと毎週のように先生に
  言われさらにドキドキ!
  いよいよ出産かぁーと思いながら過ごすこと3週間。
  妊娠39週目の朝、とうとう出産の始まり!!






  AM 7:00
    いつもと変わらない様子で目が覚める。


  AM 7:30
    朝食作り&朝食


  AM 8:00
    朝食の片付け。夫は仕事へ。


  AM 9:00
    洗濯物を干しているときに腰の痛みが気になる。
    もしかしてこれが陣痛?と思いながらもとりあえず痛みを我慢しながら
    洗濯物を干し終える。


  AM 9:30
    痛みの間隔を測ってみるけど、今ひとつよく解らない??


  AM 10:00
    腰の痛みだけだったのが、お腹も痛い!
    でもどちらかというと、食あたりっぽい痛みなのよね?
    あ”ー、昨日食べたチーズケーキが怪しいかも?と完全に食あたりと
    勘違いしてしまう私。  何度もトイレに行ってみたりして…。


  AM 11:00
    食あたりと思いつつも一応、痛みの間隔をみてみると、なんとなく一定の
    間隔のような気もするし…。
    そう思いながらも、お腹が痛いとトイレへ駆け込んでいたら、お”ー少し
    だけ出血がー!!  これが俗に言う「おしるし」じゃない!?
    お腹の痛みは食あたりではなく、「陣痛」だったのねーと、ここで
    始めて確信!!


    息子よ、陣痛を食あたりと勘違いしてしまった母を許してね♪


    陣痛と確信してから、私も単純なもので痛みの間隔がはっきり10分おきに
    やってくるのが判明!  病院へTEL!
    すると、看護師さんから入院の準備をして来院して下さいと言われ
    急いで夫に「病院へ行くから迎えに来て〜」とTEL。


    こんなこと書くと夫に怒られちゃうかもしれないけど、実は後から聞いた
    話なんだけど、夫に「病院へ行くから迎えに来て〜」とTELした後、夫が
    私を迎えにくる際、車を運転しながら涙が出たらしい。
    それまで夫が泣いたところを見たことも聞いたこともなかったから、
    本当に子供の誕生がうれしかったっようで私もすっごく感激!♪


  AM 12:00
    夫と共に、病院へ到着。
    その間も、10分間隔で腰&お腹が痛む。
    到着後、すぐに内診。そのときの子宮口は7cmでした。
    先生の話しでは、出産はPM7:00〜8:00ぐらいになりそうとのこと。


  AM 12:30
    とりあえず、陣痛室で出産用の病院着に着替える。
    下着は付けずに、下はT字帯のみ。(季節は11月…寒いよぉ〜)


    休む暇なく準備室とやらに連れて行かれ、ここで私の人生の初めて
    体験が待っていました!
    それは、「剃毛」&「浣腸」。
    出産本を見て解っていたけど、やっぱり抵抗はあるよね〜。
    これから出産という大きなお腹をしていて、陣痛も強くなってきてるけど、
    恥ずかしいものは、やっぱり恥ずかしいー (~_~;)


    しかし、そんな私の気持ちなぞお構いなしに、「はい、台に乗ってね〜」と
    いつもと変わらない看護師さん。
    まー、確かにここで恥らったてしょうがないし、言われるがままに身を
    任せましょう!
    だけど、大きなお腹と陣痛の痛みで台に乗るのも一苦労(^_^;)
    剃毛も終わり、浣腸をされ分娩室の隣の寒々としたトイレに連れて行かれ
    ギリギリまで我慢してね♪とトイレに入れられる…。
    季節は11月半ば、そんな時しか使われないであろうトイレは暖房なんて
    効いていないような寒さ。
    着ているものは1枚のペラペラの病院着。それでいて陣痛の痛み…。
    目の前には「いつでもどうぞ」と便器があるのに、そんな状況で「ギリギリ
    まで我慢して」と言われても… 無理!!


    結果、あんまり我慢できずにすっきりしちゃいました(^^ゞ
    だけどそのとき、あそこを剃られ、浣腸され、大きなお腹を抱えた私…  
    何だか情けないような何ともいえない気持ちで涙が出ちゃいました(~_~;)


  PM 1:00
    「剃毛」&「浣腸」を終え、陣痛室へ戻ると今度は血管確保の為に
    点滴です。健康がとりえの私は、点滴もお初!
    ずーと針が刺さっているという間隔に慣れなくて、最後の最後まで
    気になって仕方がありませんでした。


    分娩監視装置をお腹に取り付け、とりあえず出産の準備が終了。
    やっと一息です。




  PM 1:30
    「腹が減ってはお産はできず」と、昼食をとっていなかったので、病院で
    用意してもらった食事を陣痛の合間に食べようと思うけど陣痛の痛みで
    なかなか進まず、おにぎりを2,3口食べるのが精一杯でした(*_*;


  PM 2:00
    陣痛のときは腰が割れるほどの痛みなのに、陣痛と陣痛の合間は痛みが
    嘘のように体が楽になるのがとっても不思議?!
    でもだんだんと陣痛の痛みが強くなってキター。


    夫と私の父は、これといって手伝うこともなく時間をもてあまして病院の
    外でタバコを一服中…。(のん気な奴らめ。 「チッ」と舌打ち)
    陣痛の痛み中、母が傍にいて、ずっと腰をさすってくれていました。
    私としては初めての出産は、夫が傍にいて励ましながら手を握ってくれる
    光景をイメージしていたけど、実際は痛みのツボをしっている母が一番
    頼りになったかも。


  PM 3:00
    ますます陣痛の痛みが強くなるけど、ときどき様子を見に来る看護師
    さんは「もう少しね〜。頑張って!」とあっさりしたもの。
    陣痛中はとにかく腰が痛い、割れるように痛い、息が出来ないくらい
    痛い!!
    でも、陣痛の痛みがどれくらいのレベルなのか初めてで解らないから、
    これがMAXなのか見当がつかない…。


    私も若かったらもっと、「痛い〜」と叫んでいたかもしれないけど当時
    32歳。初めてのお産とはいえ、あんまり「痛い、痛い。」と騒ぐのは
    ちょっと恥ずかしい。
    すっごく痛いけど、グッと声を堪えて痛みと格闘してました。


    人によっては、あまりの痛さに人格が変わる人もいるそうです (^_^;)


  PM 3:30
    様子を見に来た看護師さんが「子宮口が9cmになってる!」と驚いている。
    私があまり「痛い〜」と言わなかったから、まだまだと思っていたらしい。
    「痛みに強いのね〜」と看護師さんが一言。
    いや、痛みに強いのではなく、32歳というプライドが痛みを堪えすぎて
    しまったのですぅ。(どんなプライドなんだ?!)


    「そろそろ、分娩台に移動しましょう」と言われ陣痛室から分娩室へ歩いて
    行くことに。
    陣痛室と分娩室はすぐ隣なんだけど、ひっきりなしに襲ってくる陣痛で
    とっても遠く感じました。
    一つ一つの行動が陣痛の合間にしかできないから分娩台に乗るのも
    これまた一苦労。


    陣痛室では何も手伝えなかった夫も、立会い出産を希望していたので
    ここから参加。ビデオカメラを片手に、いざ分娩室へ!


  PM 4:00
    分娩台に乗ったときは子宮口はまだ全開ではなかったので、助産師さん
    から「まだ、いきんじゃだめ!」と言われ、ひたすら我慢。
    この陣痛があるときに、いきめないのがとにかく辛い…。


    そうこうしている間に、子宮口は全開になり「いきんでいいわよ」と言われ
    けど初めてなので何だか上手くいかない?!
    でも陣痛に合わせていきむと陣痛の痛みが楽になるのには驚いた。
    妊婦の体は良く出来てるなぁと感心しちゃう。
    何度かいきんでいるうちにコツが掴めてきた。
    コツは、う○ちをする時とほぼ同じ感じね(^_^;)


    でも、なかなか赤ちゃんが出てこない!
    看護師さんが私の大きなお腹をいきむのと同時に押し始めた。
    「え”ー。そんなにグイグイ押して、赤ちゃんは大丈夫なの?」と不安に
    なる。


    先生が夫に、「赤ちゃんの心音が少し弱くなってきている…」と説明して
    いる声が聞こえてきた…。ますます不安 (*_*;
    今度は看護師さんが私の上に馬乗りになって押している…。
    「そんなことして本当に大丈夫なの??」とさらに不安倍増 
(_;)
    またまた、先生が夫に「早く出したいから、会陰します」と説明している
    のが聞こえる。
    会陰は覚悟していたけど、これから切るよーと分かるとちょっと怖い。
    でも、実際は陣痛の痛みで、どれが会陰の痛みか解らなかったです(^^ゞ
    だけど、会陰してさらに吸引してもらったら、スルっと赤ちゃんの頭が出た
    のが解った!


    出血が若干多く、赤ちゃんも少し飲んでしまっていたらしく想像していた
    かわいい赤ちゃんの産声は少し、喉が苦しそうなハスキーな声の産声
    だったけど、無事PM 4:45 3,440gの男の子を出産しました \(^o^)/




    結局、夫の立会い出産で手を握ってもらい、「頑張れ〜」と励まして貰い
    ながらの描いていた出産は、看護師さんの馬乗りで無残に消え、夫は
    私の傍に近寄れず遠巻きに見ているだけとなってしまいました。


    それでも、夫にとっても初めての経験だったのでかなり感動して涙が出た
    とのこと。
    しかし後で聞いた夫の感想は「テレビで見た馬の子がズルっと出てくるのと
    同じだった」と、何ともいえない表現に、少々不安を覚えた私なのでした。


    でも妊婦の体は本当に不思議。
    あんなに痛くて辛かった体が出産と同時に嘘のように痛みが消える!
    だから、あんなに辛くて痛い経験をしても2人目、3人目を産もうと思え
    るんでしょうね♪




  産後の恐ろしい事件


    出産後の処置が済んで、分娩台の上で開いていた足を下ろすとき事件が
    起きたのです。
    看護師さんに片足ずつ下ろしてねと言われ足を動かした瞬間。
    ふくらはぎがこむろがえりに!!
    自分は起き上がれないので看護師さんに足がつった!!と、足をさすって
    もらったけど、なかなか治らない。
    自分で何もできないのが余計に辛かった(*_*;


    どうにか足の痛みが治まってきたので、もう片方の足を下ろそうとした
    途端、またもやこむろがえりに!!
    結局、両足がこむろがえりになって大騒ぎして、看護師さんに大迷惑を
    お掛けしました(^^ゞ


    【教訓】
     産後の冷えた体にご用心!




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